专利摘要:
使用者が、袋と身体側部品との良好な接続を確実にするために前記袋を前記身体側部品に整列させることを容易にすること。人工肛門用具は、排泄物を受け入れる袋(12)と、該袋に結合された袋フランジであって前記袋の内部に連通する開口部(18)を有する袋フランジ(14)と、開口部(24)と使用者の人工肛門の周囲の前記使用者の身体に固定される親水コロイド層(22)とを有する身体側フランジであって前記袋フランジの前記開口部を前記身体側フランジの前記開口部に整列させるために前記袋フランジの凹所に受け入れられる位置決め用の突起(40)を有する身体側フランジ(20)とを含み、使用時に前記身体側フランジに向けられる前記袋フランジの面は、前記身体側フランジに接着される接着剤を有し、前記凹所は前記袋フランジの周縁部にあって前記袋フランジの前記開口部から外方へ隔てられている。
公开号:JP2011515175A
申请号:JP2011501286
申请日:2009-03-11
公开日:2011-05-19
发明作者:ネイル ウィルトシャー、;エリック ダビッドソン、
申请人:ソルツ ヘルスケア リミテッド;
IPC主号:A61F5-00
专利说明:

[0001] 本発明は、人工肛門用具、具体的には、使用者の身体に取り付けられる第1部品(身体側部品)と、該身体側部品に取り外し可能に取り付けられ、排泄物を受け入れる袋とを有する人工肛門用具に関する。]
背景技術

[0002] このような人工肛門用具は2部品の器具として知られている。前記袋を前記身体側部品に取り付ける方法には、接着又は前記袋と前記身体側部品との一体形成がある。従来の人工肛門用具には、高齢で、視力が弱く、機敏でない使用者が、前記袋と前記身体側部品との良好な接続を確実にするために前記袋を前記身体側部品に整列させることが困難であり、前記身体側部品と前記袋との間の流体通路を遮断できないという問題がある。このため、漏れが生じ、顧客満足を十分に得られない。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 本発明の目的は、上記の問題を改善する2部品の人工肛門用具を提供することである。]
課題を解決するための手段

[0004] 本発明に係る人工肛門用具は、排泄物を受け入れる袋と、該袋に結合された袋フランジであって前記袋の内部に通ずる開口部を有する袋フランジと、開口部と使用者の人工肛門の周囲の前記使用者の身体に固定される親水コロイド層とを有する身体側フランジであって前記袋フランジの前記開口部を前記身体側フランジの前記開口部に整列させるために前記袋フランジの凹所に受け入れられる位置決め用の突起を有する身体側フランジとを含む。使用時に前記身体側フランジに向けられる前記袋フランジの面は、前記身体側フランジに接着される接着剤を有し、前記凹所は前記袋フランジの周縁部にあって前記袋フランジの前記開口部から外方へ隔てられている。]
[0005] 本発明によれば、前記身体側フランジの前記突起により、前記使用者は、目視よりむしろ感触により前記袋フランジを前記身体側フランジに対して正確に配置することができ、前記袋フランジの前記開口部を前記身体側フランジの前記開口部に整列させることができる。]
[0006] 本発明の他の特徴は特許請求の範囲から明らかになる。]
[0007] 本発明の実施例を添付の以下の図面に示す。]
図面の簡単な説明

[0008] 本発明に係る袋及び袋フランジの正面図。
図1の線A−Aにおける袋及び袋フランジの断面図。
本発明に係る身体側フランジの正面図。
図3の線B−Bにおける身体側フランジの断面図。
互いに結合された袋フランジ及び身体側フランジの側面図。] 図1 図3
実施例

[0009] 図1ないし5に、2つの部品、すなわち、(a)排泄物を受け入れる袋12と該袋に結合された袋フランジ14とを有する袋側部品と、(b)身体側フランジ20を有する身体側部品とを有する人工肛門用具を示す。] 図1
[0010] 袋フランジ14は、ほぼ環状であり、接着剤、熱溶接又は他の適当な結合手段により袋12に結合されている。]
[0011] 袋フランジ14は、該袋フランジの中央部を貫き、袋12の内部20に通ずる開口部18を有する。袋12の構成部品は、従来知られており、本明細書では詳細に説明しない。使用時に使用者に向けられる袋フランジ14の面は、身体側フランジ20に接着される接着剤層15を有する。接着剤層15は、身体側フランジ20に袋フランジ14を保持し、これにより袋12を保持する程度に十分に強力であるが、袋12を空にするために該袋を取り外すときや袋12を新たな袋と交換するときに身体側フランジ20及び袋フランジ14が分離されることを許す。袋フランジ14が使用されていないとき、接着剤層15は、該接着剤層の接着性を完全に維持するために、取外し可能なカバー17で覆われている。]
[0012] 袋フランジ14は、その上端部(通常の使用時)にタブ19を有し、該タブの表面は、タブ19に接着剤が存在しないため又はタブ19にカバーが取り付けられているため、接着性を有しない。タブ19の非接着性により、使用者は、カバー17の隣接部分をつかみ、該カバーを取り外すことができる(後に詳細に説明する)。タブ19は、身体側フランジ20から袋フランジ14を取り外す手段としても機能する。]
[0013] 袋フランジ14は、該袋フランジの周縁部に設けられた凹所30を有する。凹所30は開口部18から径方向に外方へ隔てられている。凹所30は、ほぼ平坦な底壁31により連結された一対の側壁32、33を有する。側壁32、33は、該側壁のそれぞれが開口部18から隔てられるように間隔を置かれている。]
[0014] 凹所30を取り巻く、袋フランジ14の前記面の領域は接着性を有しない。これは、凹所30を取り巻く前記面にカバー34を接着することにより実現されている。カバー34の外面は接着性を有しておらず、カバー17は袋フランジ14の前記領域に接着されていない。]
[0015] 前記人工肛門用具は環状の身体側フランジ20を有する。身体側フランジ20は、使用者の人工肛門の周囲の前記使用者の身体に固定される親水コロイド層22と、該親水コロイド層を貫き、前記人工肛門と袋フランジ14の開口部18との間に液体通路を提供する開口部24とを有する。従来知られているように、親水コロイド層22を切って開口部24を大きくすることができる。親水コロイド層22は、取外し可能なカバー25で覆われており、該カバーの取外しを助けるタブ26を有する。]
[0016] 身体側フランジ20は、該身体側フランジの周縁部に設けられた位置決め用の突起40を有する。突起40は、細長い、ほぼ直線状の棚であり、身体側フランジ20の全体の面から該面に対してほぼ垂直な方向に伸びている。開口部24に向けられた、突起40の面41は平坦である。]
[0017] 使用時、突起40は、袋フランジ14の開口部18が身体側フランジ20の開口部24に整列されるように凹所30に受け入れられる。これは、以下のようにして実現される。]
[0018] 身体側フランジ20は、開口部24が使用者の人工肛門に整列され、できる限り、該人工肛門を受け入れるように使用者の皮膚に取り付けられる。(親水コロイド層22からカバー25を取り外した状態で)親水コロイド層22は、安定した確実な水密を提供するために前記使用者の皮膚に接着される。好ましくは、身体側フランジ20は、前記使用者が直立しているときに突起40の面41が前記開口部の中央部分の下方にあり、面41がほぼ水平であるように、前記使用者に取り付けられる。]
[0019] その後、前記使用者は、底壁31が突起40の面41に係合するまで袋フランジ14を下方へ移動させることにより、袋フランジ14の位置決めをする。突起40が凹所30に受け入れられると、袋フランジ14は、開口部18が開口部24に整列されるように身体側フランジ20に整列される。その後、前記使用者は、カバー17が完全に取り外されるまで、タブ19をつかみ、該タブを外方かつ下方へ引くことにより、カバー17を取り外す。その後、前記使用者は、袋フランジ14が身体側フランジ20に完全に接着されるまで突起40の面41を支点として袋フランジ14を身体側フランジ20に向けて回転させる。これに代え、前記使用者は、突起40の面41を凹所30の底壁31に係合させる前にカバー17を部分的に又は完全に取り外してもよい。]
[0020] 前記人工肛門用具は、突起40が凹所30に完全に受け入れられているとき、袋フランジ14及び身体側フランジ20をこれらに対してほぼ垂直に貫く軸線の周りの(より具体的には、凹所30の近傍における袋フランジ14及び身体側フランジ20を貫く軸線の周りの)袋フランジ14及び身体側フランジ20の相対的な回転運動が阻止されるため、従来の人工肛門用具に対して利点がある。これにより、前記使用者は、袋フランジ14及び身体側フランジ20が互いに接着される前に袋フランジ14及び身体側フランジ20を確実に整列させることができる。相対する一対の側壁32、33は、身体側フランジ20に対する袋フランジ14の横方向の動きを阻止し、前記使用者に、身体側フランジ20及び袋フランジ14が正確に整列されていることを保証する。]
[0021] 凹所30を取り巻く、カバー34による非接着領域が身体側フランジ20に接着されていないため、使用者は、突起40が凹所30に係合しているときに身体側フランジ20に対する袋フランジ14の位置を微調整することができる。カバー34により、前記使用者は、凹所30への突起40の係合を解除することなくカバー17を容易に取り外すことができる。]
[0022] 接着剤層15及びカバー17は、袋フランジ14にではなく、身体側フランジ20に取り付けられていてもよい。この場合、カバー34に関する上記の理由と同じ理由から、突起40を取り巻く領域(少なくとも面41に隣接する領域)が接着性を有しないことが望ましい。]
[0023] 本発明の実施例を構成する材料は、材料の性質による場合を除き、限定されない。適当な材料は、例えば、袋については、エチレン酢酸ビニル(EVA)の1又は2以上の層及びポリ塩化ビニリデン(PVDC)の障壁層であり、発砲材料からなる部品については、発砲ポリエチレンであり、射出成形されたプラスチックからなるフランジについては、エチレン酢酸ビニル(EVA)又はポリエチレンである。]
[0024] 本願明細書及び特許請求の範囲における「含む」及び「有する」という用語及びその変形は、特定の構成、ステップ又は値が含まれていることを意味する。この用語は、他の特徴、ステップ又は部品を除外するものではない。]
[0025] 上記の説明、特許請求の範囲又は添付の図面において開示し、特定の形態について、開示した機能を実現する手段又は開示した結果を得る方法や課程に関して説明した特徴は、このような特徴を組み合わせて又は単独に、異なる形態の発明を実現するために用いられてもよい。]
[0026] 12 袋
14袋フランジ
15接着剤層
17カバー
18 袋フランジの開口部
20身体側フランジ
22親水コロイド層
24 身体側フランジの開口部
30凹所
32、33側壁
34 カバー
40突起
41 面]
权利要求:

請求項1
排泄物を受け入れる袋と、前記袋に結合された袋フランジであって前記袋の内部に通ずる開口部を有する袋フランジと、開口部と使用者の人工肛門の周囲の前記使用者の身体に固定される親水コロイド層とを有する身体側フランジであって前記袋フランジの前記開口部を前記身体側フランジの前記開口部に整列させるために前記袋フランジの凹所に受け入れられる位置決め用の突起を有する身体側フランジとを含み、使用時に前記身体側フランジに向けられる前記袋フランジの面は、前記身体側フランジに接着される接着剤を有し、前記凹所は前記袋フランジの周縁部にあって前記袋フランジの前記開口部から外方へ隔てられている、人工肛門用具。
請求項2
前記突起が前記凹所に受け入れられているとき、前記袋フランジ及び前記身体側フランジをこれらに対してほぼ垂直に貫く軸線の周りの前記袋フランジ及び前記身体側フランジの相対的な回転運動が阻止される、請求項1に記載の人工肛門用具。
請求項3
前記突起が前記凹所に受け入れられているとき、前記凹所の近傍における前記袋フランジ及び前記身体側フランジをこれらに対してほぼ垂直に貫く軸線の周りの前記袋フランジ及び前記身体側フランジの相対的な角運動が阻止される、請求項1又は2に記載の人工肛門用具。
請求項4
前記突起は、前記凹所の平坦な部分に係合する平坦な部分を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項5
前記凹所は、前記身体側フランジに対する前記袋フランジの横方向の動きを阻止する相対する一対の側壁を有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項6
前記凹所の前記側壁は、該側壁のそれぞれが前記袋フランジの前記開口部から隔てられるように間隔を置かれている、請求項5に記載の人工肛門用具。
請求項7
前記側壁は前記袋フランジの全体的な平面図において前記袋フランジの前記開口部から隔てられている、請求項6に記載の人工肛門用具。
請求項8
前記突起は細長い、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項9
前記突起はほぼ直線状である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項10
前記突起は棚状である、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項11
使用前に前記袋フランジの接着性の面を覆う取外し可能なカバーを有する、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項12
前記凹所を取り巻く前記袋フランジの前記面の領域は接着性を有しない、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項13
前記凹所を取り巻く前記袋フランジの前記面の領域は、接着性を有し、外面が接着性を有しないカバーで覆われており、該カバーは、前記袋フランジ及び前記身体側フランジが互いに接着されたときに前記カバーの位置を維持する、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の人工肛門用具。
請求項14
本願明細書において添付の図面を参照に説明し、該図面に示した人工肛門用具。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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2012-03-03| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120302 |
2013-05-24| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130524 |
2013-06-05| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130604 |
2013-12-04| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131203 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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